はい、一月八日の朝。今日こそ、ヒルオキヨルネ人間(昼間起きて活動して夜眠るアラビアの昼の種族のこと)になろうと、朝4時起床。ヒルオキヨルネで明日は、非線形科学セミナーに行くのだ!!うーん♪わくわく☆ぎゃっふん☆★☆
半身浴しながら、身体をあたためる。冷え性の私は変温動物のように朝は体温を高めないと活動できないのです。ゆっくり長時間かけて身体を温める。
『テロと救済の原理主義』を飛ばし読みで読了。まぁ、普通のことが書いてある普通の本ですが、「中東でおきるテロが、イスラム教の性質が原因」と思っている人は読んだらいいかも。著者の小川さんは「そうじゃないんだよ」と優しく丁寧に反例を挙げて示してゆきます(その事例が本書の大半を占めている!!)。んで、「テロは、宗教的教義よりも世俗的動機が強く」、近代化の際には歴史的に世界のどこでもみられることであるのだといいます。近代化がすすむなかで自身の帰属意識が薄れアイデンティティの喪失につながり不満が噴出することがテロの原因だといいます。一方で彼らの多くが「自らの内部奥深くに西洋近代を吸収しつつ、近代を憎悪し反発する「裏返しの近代主義」」者であるといい、私もこれこそが重要な点だと思いました。
アメリカや日本では、青少年が学校で銃を乱射したり、トラックをつっこんだりというワイドショーなどが「青少年の心の闇」云々とはやし立てる事件がたまにあります。いわゆる「トラヴィス症候群」というやつです。映画『タクシードライバー』のトラヴィス君は、非モテ男子で、少々オタクで、売春婦やイケメンや黒人を見ると「この淫乱で不潔なDQNどもが。いつか連中をこの町から洗い流してくれるわ!」と毒づきますが、一方でアダルトな映画をみたりエロアニメをみています(笑)。つまり彼らに嫉妬しているのだけなのです。だけど、本人は自分が清い人間で、崇高な使命をおっていて、他の奴らは堕落した連中だと本気で信じているのです(もしくは、そう信じなければ生きてゆけない)。そんな彼は、大統領候補(だっけ?)の暗殺を企てます・・・。
私の尊敬する町山智浩さんは、『「映画の見方」がわかる本』の『タクシードライバー』の章のなかで、
「貧困や不公平感、孤独や疎外感に苦しむ者は、歴史を変える戦いに参加することで、惨めな人生の一発逆転を図るのだ。これは右翼・左翼を問わず、すべてのテロリストの本当の動機である」(p182)
と書いています。
そういった大きな枠組みから考えれば、「近代化に対する愛憎によるテロ」というものは、ある時代と地域でのテロの一形態にすぎず、社会は潜在的に「モテに対する羨望と蔑視」をはじめとした(恵まれない人々の不満という)「無数のテロへのきっかけ」を保有している、という恐ろしい予測が成り立する。しかし、はたして、そんなに種類があるのかは分かりませんが(競争、不満、自己の正当化をはからざるをえない、使命・・・などの要素をもものは??)
とにかく、普遍的なことは、テロの多くは「世俗的な動機」で行われるのであって、「崇高な理念や思想」といったものは後付けの理屈でしかないということでしょう。彼らの理念や思想を調べても何も分からない。彼らの生きた時代、生活にこそその理由があり、そのことに注目しなければ本当に理解することはできない。これは、テロリストだけでなく、多くの本(とくにジジィが若者に説教するようなもの。新書とか)を読むときにも有効な姿勢でありましょう。この姿勢を科学と科学者にまで拡張したのは、ロバート・K・マートンや科学社会学の人たちですが、あれ?なんだか話が飛びまくりだよ。あれ?なんだか声が遅れて聞こえるよ・・・
●この本の関連本
『こころ』夏目漱石
『道標』 サイイド・クトゥプ
『アメリカの終わり』フランシス・フクヤマ
『夜明け前』島崎藤村
『文明の内なる衝突』大澤真幸
『自殺論』 デュルケム
8:08
nakagawa
(追記)
●今帰宅(0:06)。研究所で研究しておりました。
●今日は研究、大成功で一応、3月にある学会用の研究はできあがりましたよ。けっこう良い感じ。当初の目標は70パーセントくらいクリアできたかな?
なんとか、昨日書いた、いつものパターン(註1)に陥ることなく行けました。途中、「それってあたりまえじゃない?」という結果になりそうでしたが、なんとかそうならず、研究として成立しました。ほんと、その計算しているときはすごく緊張した。コマンドプロンプトの黒い画面に書き出される白い文字を目で追いながら、「どうか、これ以上、数値が上がらないで!」と祈っておりました。祈りが通じたのか、数値は上がらず。ほっとしたら、力が抜けてしまいました。
(註1)いつものパターン
*******************************
いいアイディアを思いつく。「これができたらすごい発見だ!」
→ 予想がはずれる
→ とりあえず、時間が無いので、でた結果で話をまとめる
→ 「ってか、そんなの当たり前じゃない?」という研究になる
********************************
●具体的な今日の仕事内容の記録。IBM(Individual based model: 個体レベルのシミュレーション。個体の集合の統計的な値でもってシミュレーションするものよりも、リアリスティックなシミュレーションが可能といわれる。空間的なばらつきが考慮できる、など。)を使って久しぶりに動的な実験をしました。ここ数週間は、静的なIBMモデルで基礎的な情報を集めていたのですが、それもだいたい終わったということで。まぁ、久しぶりにIBMを使うと思うのが、「やっぱり、計算の時間がかかる」ということで。ひととおり回すだけで、30分くらいかかっていますからね。なかなか作業がはかどりません。こんなモデル使ってMCMC(マルコフ連鎖モンテカルロ法)でパラメータ推定した日にゃあ、どうなることか・・・(えーーっと、30分×パラメータ数(6)×まぁ、最低でも10万回くらい?=・・・・数十年・苦笑)。まぁ、並列計算すればもうちょっと早くなるのかなぁ?
●学会まであと残り、一か月半。今の研究の詰めと、新たなる研究、論文作成などをする予定。
●帰りに、0時まで開いている古本屋へゆき、恩田陸の『象と耳鳴り』を200円でゲット!
●明日は、非線形冬の学校に参加してきまーす。
0:27
nakagawa
半身浴しながら、身体をあたためる。冷え性の私は変温動物のように朝は体温を高めないと活動できないのです。ゆっくり長時間かけて身体を温める。
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『テロと救済の原理主義』を飛ばし読みで読了。まぁ、普通のことが書いてある普通の本ですが、「中東でおきるテロが、イスラム教の性質が原因」と思っている人は読んだらいいかも。著者の小川さんは「そうじゃないんだよ」と優しく丁寧に反例を挙げて示してゆきます(その事例が本書の大半を占めている!!)。んで、「テロは、宗教的教義よりも世俗的動機が強く」、近代化の際には歴史的に世界のどこでもみられることであるのだといいます。近代化がすすむなかで自身の帰属意識が薄れアイデンティティの喪失につながり不満が噴出することがテロの原因だといいます。一方で彼らの多くが「自らの内部奥深くに西洋近代を吸収しつつ、近代を憎悪し反発する「裏返しの近代主義」」者であるといい、私もこれこそが重要な点だと思いました。
アメリカや日本では、青少年が学校で銃を乱射したり、トラックをつっこんだりというワイドショーなどが「青少年の心の闇」云々とはやし立てる事件がたまにあります。いわゆる「トラヴィス症候群」というやつです。映画『タクシードライバー』のトラヴィス君は、非モテ男子で、少々オタクで、売春婦やイケメンや黒人を見ると「この淫乱で不潔なDQNどもが。いつか連中をこの町から洗い流してくれるわ!」と毒づきますが、一方でアダルトな映画をみたりエロアニメをみています(笑)。つまり彼らに嫉妬しているのだけなのです。だけど、本人は自分が清い人間で、崇高な使命をおっていて、他の奴らは堕落した連中だと本気で信じているのです(もしくは、そう信じなければ生きてゆけない)。そんな彼は、大統領候補(だっけ?)の暗殺を企てます・・・。
私の尊敬する町山智浩さんは、『「映画の見方」がわかる本』の『タクシードライバー』の章のなかで、
「貧困や不公平感、孤独や疎外感に苦しむ者は、歴史を変える戦いに参加することで、惨めな人生の一発逆転を図るのだ。これは右翼・左翼を問わず、すべてのテロリストの本当の動機である」(p182)
と書いています。
そういった大きな枠組みから考えれば、「近代化に対する愛憎によるテロ」というものは、ある時代と地域でのテロの一形態にすぎず、社会は潜在的に「モテに対する羨望と蔑視」をはじめとした(恵まれない人々の不満という)「無数のテロへのきっかけ」を保有している、という恐ろしい予測が成り立する。しかし、はたして、そんなに種類があるのかは分かりませんが(競争、不満、自己の正当化をはからざるをえない、使命・・・などの要素をもものは??)
とにかく、普遍的なことは、テロの多くは「世俗的な動機」で行われるのであって、「崇高な理念や思想」といったものは後付けの理屈でしかないということでしょう。彼らの理念や思想を調べても何も分からない。彼らの生きた時代、生活にこそその理由があり、そのことに注目しなければ本当に理解することはできない。これは、テロリストだけでなく、多くの本(とくにジジィが若者に説教するようなもの。新書とか)を読むときにも有効な姿勢でありましょう。この姿勢を科学と科学者にまで拡張したのは、ロバート・K・マートンや科学社会学の人たちですが、あれ?なんだか話が飛びまくりだよ。あれ?なんだか声が遅れて聞こえるよ・・・
●この本の関連本
『こころ』夏目漱石
『道標』 サイイド・クトゥプ
『アメリカの終わり』フランシス・フクヤマ
『夜明け前』島崎藤村
『文明の内なる衝突』大澤真幸
『自殺論』 デュルケム
8:08
nakagawa
(追記)
●今帰宅(0:06)。研究所で研究しておりました。
●今日は研究、大成功で一応、3月にある学会用の研究はできあがりましたよ。けっこう良い感じ。当初の目標は70パーセントくらいクリアできたかな?
なんとか、昨日書いた、いつものパターン(註1)に陥ることなく行けました。途中、「それってあたりまえじゃない?」という結果になりそうでしたが、なんとかそうならず、研究として成立しました。ほんと、その計算しているときはすごく緊張した。コマンドプロンプトの黒い画面に書き出される白い文字を目で追いながら、「どうか、これ以上、数値が上がらないで!」と祈っておりました。祈りが通じたのか、数値は上がらず。ほっとしたら、力が抜けてしまいました。
(註1)いつものパターン
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いいアイディアを思いつく。「これができたらすごい発見だ!」
→ 予想がはずれる
→ とりあえず、時間が無いので、でた結果で話をまとめる
→ 「ってか、そんなの当たり前じゃない?」という研究になる
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●具体的な今日の仕事内容の記録。IBM(Individual based model: 個体レベルのシミュレーション。個体の集合の統計的な値でもってシミュレーションするものよりも、リアリスティックなシミュレーションが可能といわれる。空間的なばらつきが考慮できる、など。)を使って久しぶりに動的な実験をしました。ここ数週間は、静的なIBMモデルで基礎的な情報を集めていたのですが、それもだいたい終わったということで。まぁ、久しぶりにIBMを使うと思うのが、「やっぱり、計算の時間がかかる」ということで。ひととおり回すだけで、30分くらいかかっていますからね。なかなか作業がはかどりません。こんなモデル使ってMCMC(マルコフ連鎖モンテカルロ法)でパラメータ推定した日にゃあ、どうなることか・・・(えーーっと、30分×パラメータ数(6)×まぁ、最低でも10万回くらい?=・・・・数十年・苦笑)。まぁ、並列計算すればもうちょっと早くなるのかなぁ?
●学会まであと残り、一か月半。今の研究の詰めと、新たなる研究、論文作成などをする予定。
●帰りに、0時まで開いている古本屋へゆき、恩田陸の『象と耳鳴り』を200円でゲット!
●明日は、非線形冬の学校に参加してきまーす。
0:27
nakagawa


